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オヴェール・シュル・オワーズ「ゴッホの住んだ街」 Auvers-sur-Oise
画家「ゴッホ」が、亡くなる前の約2カ月を過ごした最期の地が 「オヴェール・シュル・オワーズ」です。 パリの北西、列車で1時間ほどのところにある小さな街で、無人駅を降りると、静かな田舎街の景色が広がっています。
駅から出ると、比較的大きな道が左右に伸びています。それなりに人も歩いているし、車の行き来もあります。スーパーやカフェなども見かけます。
しかし、大通りから一本、横道に入るだけで印象が大きく変わります。
家はあるのに人影がありません。時が止まってしまったかのような、しんとした静けさが支配しています。
この街の見どころは、ゴッホに縁のあるいくつかの観光ポイントです。
基本的に徒歩でまわることができます。
約2ヶ月という短い期間に、ゴッホは「オヴェールの教会」や「カラスのいる麦畑」など、70もの作品を描きました。
作品に描かれた実際の場所には、パネルが設置されていて、その景色とパネルに印刷されたゴッホの絵を見比べることができます。
「市役所」も、絵に描かれた状態のまま残っていました。
パネルにはナンバーが振ってあり、観光マップと照らし合わせてみることが出来ます。
マップに示された全ての絵の舞台を訪ねてみるのも楽しそうです。
また、「ラヴー亭(Maison de Van Gogh)」では、ゴッホが暮らした4畳ほどの部屋が公開されています。
記念館の1階は、現在レストランになっています。
(注意:11〜2月は閉まっています。観光局サイト ラヴー亭のページ で確認のこと。)
ゴッホの絵画作品にも残っている「ガシェ医師」の家、「オヴェールの教会」、「麦畑」や、ゴッホとテオが眠る墓地などもあります。
実際の絵画で、または画集やテレビ番組などで、見たことのあるゴッホの絵と同じ景色に出会うとき、この地に確かにゴッホがいたんだ、と実感できます。
静かな街ですが、ゴッホが好きな人なら楽しめると思います。日本の美術館で開催される「ゴッホ展」のような催しには必ず出かけるという人には、心からおすすめします。パリから日帰りできる観光名所は、他にもありますが、ゴッホ好きを自認するなら、ここには行った方がいいと思います。
逆に「ゴッホって誰?」というタイプの人には、ゴッホ関連以外の見どころが少ない場所なので、おすすめしません。
オヴェール・シュル・オワーズを訪ねてから、ゴッホ作品を多数展示しているオルセー美術館を訪ねると、行く前とは また違った角度から、ゴッホの作品を鑑賞することができると思います。
ザッキン作の「ゴッホ像」
このゴッホ像は、駅と市役所の間に位置するゴッホ公園にあります。作者はロシア出身の彫刻家・画家の「オシップ・ザッキン/Ossip Zadkine」。ピカソやモディリアーニなどと親交があり、エコール・ド・パリの芸術家として活躍した人物です。ザッキンは、ゴッホを敬愛していました。
自画像で見るゴッホとは、少し違った印象でした。自画像のゴッホよりも、線が細いと感じます。
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