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パリからヴェルサイユ宮殿までの 個人での行き方 まとめ

(最終更新日 2020.01.02)

ヴェルサイユ宮殿周辺駅マップ ツアーを利用せずに、個人でパリからヴェルサイユ宮殿へ行くための情報をまとめます。
*【左の略図拡大表示】クリックで拡大

パリからの所要時間は、片道でおおよそ1時間程度。宿泊先ホテルから、利用する交通手段の出発点までの所要時間によって、多少前後します。

比較的、個人でも行きやすい場所にありますが、このページを見て難しそうだと感じる方は、無理をせず、現地オプショナルツアーの利用も検討してください。 (例:ヴェルサイユ宮殿観光ツアー icon



観光客が利用する主な4つのルート 

ヴェルサイユは、パリの西南約20kmに位置します。一般的に、旅行者が利用する主な交通手段は、以下の4つです。

【注 意】
下記にリンクしたグーグルマップ上に経路の矢印を表示していますが、この矢印が最短ルートというわけではありません。また、それぞれ『A』地点が宮殿の入口です。

(1) パリ「St-Lazare(サン・ラザール)駅」からフランス国鉄(SNCF)利用
Versailles Rive Droite (ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ)駅下車 宮殿まで約1.2km
ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅から宮殿正面までのマップ

(2) パリ「Montparnasse(モンパルナス)駅」からフランス国鉄(SNCF)利用
Versailles Chantiers(ヴェルサイユ・シャンティエ)駅下車 宮殿まで約1km
ヴェルサイユ・シャンティエ駅から宮殿正面までのマップ

(3) RER(高速郊外鉄道) C5線
《分岐に注意》 RERのC線は、途中でC5とC7に分岐します。ヴェルサイユへ行くのは「C5」です。
Versailles - Château - Rive-Gauche(ヴェルサイユ − シャトー リヴ・ゴーシュ)駅下車 
宮殿まで約600m
ヴェルサイユ・シャトー リヴ・ゴーシュ駅から宮殿正面までのマップ

(4) バス メトロ9号線の終点駅 Pont de Sèvres(ポンドセーヴル)駅前のバス停から
171番のバスで 20〜40分 宮殿前下車



【パリの主要各駅とヴェルサイユ宮殿の位置関係】

パリとヴェルサイユの位置関係


上記(1)〜(4)の手段について、それぞれのメリット・デメリットを検証します。



(1)(2)フランス国鉄(SNCF)利用のメリット・デメリット

メリット

出発のサン・ラザール駅、またはモンパルナス駅は、ともに大きなターミナル駅。地方に向かう列車が多数発着しています。地元の人も観光客も多く、いつも賑やか。売店やカフェなどもたくさんあって、安心できる雰囲気です。出発前の旅情も味わえます。車内は、概ねきれいで快適。窓からの風景を楽しめます。

デメリット

(1)(2)ともに、それぞれ下車駅から宮殿まで距離があること。
私はかつて、上記(1)のルートを選択して、ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅から宮殿まで歩いたことがあります。ガイドブックには所用時間約15分とありましたが、私の場合はほぼ20分かかりました。知らない土地で歩く20分は、かなり遠く感じます。目的地がなかなか見えてこないので、途中で道があっているのか不安になりました。

現地の見学でたくさん歩くことを考慮すると、体力と方向感覚に自信のない方にはおすすめしません。ただし、パリでの宿泊先が「サン・ラザール駅」か「モンパルナス駅」に出やすい場所なら、検討の余地があります。


<パリのメトロマップ>
出発点となるパリの2つの駅のおおまかな位置です。路線図で探すときの参考にしてください。

メトロマップ1



*関連する記事
ヴェルサイユ宮殿を訪ねて「交通手段はどうする?」 
ヴェルサイユ宮殿を訪ねて「当日の朝 出発〜到着」



(3) RER C線利用のメリット・デメリット

メリット

(1)(2)のSNCFでは、乗車できる駅がサン・ラザール駅かモンパルナス駅と決まっているのに対し、(3)のRERはC線のどこからでも乗れるので、宿泊先からより近い駅を選択できる可能性が高いです。
しかも下車駅から宮殿までの距離が約600mと上記ルートの半分程度。徒歩での道順も簡単です。

デメリット

RERは、一般的に治安が良くないと言われています。ヴェルサイユへ行く路線は、比較的人も多いし、特に問題ないという意見がある一方、「観光客のRER利用は危険」という根強い意見もあります。車内の清潔感や明るさなどの点でも、SNCFのような快適さに欠けます。
快適さが劣るだけならまだしも、「治安が良くない」と言われる路線をあえて使うことに不安を覚える人は、避けた方が無難です。

ただし、危険なのはRERに限りません。SNCFにしておけば絶対に安全ということではありません。
どの手段を使うにしても、防犯には充分注意してください!!
*参考(外部サイト) → パリのメトロ乗り方ガイド「RERについて」

RER・C線の【分岐】に注意
RERのC線は、途中でC5とC7に分岐しています。ヴェルサイユへ行くのは「C5」です。
終点が「Versailles-Rive Gauche/ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ」駅行きであることを確認してください。


<パリのメトロ・RERマップ>
メトロ・RERマップ



(4)バス 171番利用のメリット・デメリット

メリット

宮殿の前まで行けること。宮殿の入り口が見えるところでバスを降りるので、疲れないし、迷う心配がありません。 乗車までの手順も、電車に比べると簡単です。メトロの駅を出て案内表示に沿っていけば171番の乗り場にたどり着けるので、そこに来たバスに乗ればOK。電車のようにホームを確認したり、切符を買うのに苦労したりすることがありません。
仮に私が、誰か友人などにすすめるなら、この方法「バス171番」が一押しです。

デメリット

交通事情によって多少所要時間が変わること。通常は30分程度。それでも、何時間もかかることはあまりないはず。本数も多いので、時間はそこまで気にしなくてもいいかと思います。
むしろ問題は、バスの発着地点。
バス停のある「ポン・ド・セーヴル駅」は、メトロ9号線の最初の駅です。路線図を見ると、パリの左下の端であることが分かります。パリで最もヴェルサイユ寄りの位置なので、当然といえば当然です。

効率的ではあるのですが、宿泊地として日本人観光客に人気の高いオペラ地区やマレ地区などからは、けっこう離れています。メトロで移動すれば良いのですが、パリの端なので、乗り換えが発生する確率が高いです。場所によっては乗り換え1回では済まないかも。宿泊先からポン・ド・セーヴル駅までのアクセスが良くないなら、他のルートで行ったほうが、結果的に楽かもしれません。



*関連する記事: ヴェルサイユ宮殿を再び訪ねて「今度はバスで行ってみよう」(バス利用の体験記)

*姉妹サイト:「パリのメトロ乗り方ガイド」メトロ9号線の沿線情報と全駅名


<パリのメトロマップ>

メトロマップ3

 




管理人のおすすめは・・

ヴェルサイユ宮殿からのバス私のおすすめ順で一位は、171番バス。
次はRER(ただし一般的にはあまり評判が良くない)。
パリでの宿泊先が、サン・ラザール駅かモンパルナス駅から徒歩圏内のところならSNCFも検討の対象にする、といったところです。

交通手段を選ぶにあたっては、パリでの宿泊先から乗車地点までの距離が重要です。

パリ市内はメトロのおかげでどこへでも行けますが、最終目的地はあくまでもヴェルサイユ宮殿ですから、パリを出るところまでは、少しでも楽に運びたいところ。

逆に考えれば、「パリ滞在中にヴェルサイユへ行こう」と思っているのであれば、パリでの宿泊先を手配する際に、自分が利用したい出発駅近くのホテルを選べば良いということが言えます。
例えば、バスで行きたいなら、ポン・ド・セーヴル駅に出やすいように、メトロ9号線の駅に近いホテルにする。SNCFで行きたいなら、モンパルナス駅に近いホテルにする、などです。


さらに言えば、いっそのこと、ヴェルサイユ市のホテルに宿泊するという方法もあります。
朝一番のひとけの少ない宮殿を味わいたい人や、夏の花火の時期など遅い時間まで滞在したい方にはおすすめです。



*ホテル検索の例:海外旅行ホテル予約エクスペディアの場合
・地域を選択:ヨーロッパを選択
・行き先を選択:パリを選択
・キーワードを入力:エリア名(ヴェルサイユ)を入力 

・チェックイン、アウト:任意の日程をカレンダーから選択
・大人子どもの人数と部屋数を選択

検索ボタンをクリックすると、ホテル予約サイト(エクスペディア)の入力した条件の検索結果の画面にアクセスします
チェックイン、アウトに日程を一日変えたり、ランクを変えるなど、条件を変えて、検索結果を比べてみて検討してみてください。
直接エクスペディアのヴェルサイユのページからも探せます。
ヴェルサイユのホテルのページ 旅行予約のエクスペディア






最後にもうひとこと

ストなどで、路線がストップしてしまうことも珍しくありません。
現地で途方にくれないためにも、2つ以上のルートを想定しておくことをおすすめします。

*関連するコンテンツ
ヴェルサイユ宮殿を訪ねて「反省と次回の希望」(ヴェルサイユ宮殿に初めて行った後のまとめ記事)

ヴェルサイユ宮殿の見どころ・まわり方(主な見どころの解説、所用時間などのまとめ記事)






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ヴェルサイユ行きが決まった人は、ぜひ予習にお使いください! 見学の際、ガイドさんの説明や、音声ガイドの解説もよく理解できるベースになります。


また、ヴェルサイユ宮殿に行こうか迷っている方には、検討の参考にしてもらえると思います。(きっと行きたくなりますよ!)



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制作:Office Merci 講師:内田ユミ





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