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12月31日のパリ 前編(朝・昼 サクレクール寺院・テルトル広場)

「パリに年末年始に旅行に行くのですが、大晦日はどんな感じですか?」とのご質問にお応えして、年末年始にかけて滞在した時の12月31日の私の一日を振り返ります。

事前に綿密に計画を立てたのではなく、ノープランで動いていますが、どのくらいの寒さなのかや、街の雰囲気などは、イメージしていただけるかと思います。

*関連する記事:1月1日の日記はこちらです

12月31日の朝イチ ルーヴル地下

ひとり旅だったこともあり、大晦日といえども、たんたんと過ごした一日だった。

ガラスのピラミッド付近予定としては、朝から夕方までをルーヴル美術館内で過ごし、早めの夕飯をどこかで済ませて、シャンゼリゼ大通りからコンコルド広場までを歩いて、パリの大晦日の夜を体験するつもりだった。

しかし、ルーヴル美術館に着いて、ガラスのピラミッド入口の、入場待ちの長い列を見た瞬間に、心が折れる。
9:30でこの列。

 
 

カルーゼル・デュ・ルーヴル

とりあえず、お腹が減っていたので、朝ごはんを食べながら変更プランを考えることに……。


「カルーゼル・デュ・ルーヴル」は、ルーヴル美術館と地下でつながる地下街。中2階がレストラン&カフェスペースになっている。

朝イチなので、さすがに こちらはまだ空いている。

 

パンオショコラとカフェオレ

パン・オ・ショコラとカフェオレで軽く腹ごしらえ。
パンがもっちりしていて、美味しかった。
一般に、「もちもち感」は、向こうの人にはあまり好まれないと聞いたことがある。
日本人は、「もちもち」が大好きだけど。
私も大好き。

そんなことを考えながら、中2階から、入場者の列を眺める。

 

入場者の列

逆さピラミッド横の入口がこんなに長い列になっているところ、初めてみた!
こんなに並ぶのイヤだなぁ。ルーヴル見学は、今日じゃなくてもいいか〜、という気持ちになってくる。

実際に並んでみたら、そんなに時間はかからないような気もするけれど……。
でも、予定を変更することに決定!

 

12月31日:昼頃 モンマルトル(サクレクール寺院〜テルトル広場)

モンマルトル変更して向かったのは、モンマルトル。
12号線アベス駅を出たところ。午前10:45くらい。
ひと影もまばら。
なんだか、街全体が灰色。

 

エンジェルのお店サクレクール寺院に向かう途中で、エンジェルのお店に立ち寄る。モンマルトルに来たら、必ず寄るお店「La Boutique des Anges」

*関連する記事:パリの見どころ「天使のお店」

 

エンジェルのお店 エンジェルグッズだけを取り扱うお店で、小さなお店だけど、エンジェルがいっぱいで、エンジェル好きにはたまらない!

来年のカレンダーや、ポストカードや、友達におみやげのストラップなどを購入。

 
サクレクール前の広場そのまま道なりに歩いて、サクレクール前に到着。
空はうす曇り。
人々が来ている服も、黒やグレーが多く、この日の写真は、寒々しい色合いのものばかり。
 

メリーゴーランドメリーゴーランドの電飾だけが 辛うじて光を放っている。

寒くても、子ども達は元気でぐるぐるまわっていた。

「子どもは風の子」は、フランスでも同様らしい。

ちなみにここは、ヒット映画「アメリ」に出て来るメリーゴーランドの広場。

 
サクレクール寺院 サクレクール寺院を目指す。
観光客に混じって、ゆるい階段を登って行く。
 
モンマルトル

長い階段の途中には、楽器を演奏する人が。

あれ、私 この曲 知ってるな、 なんだっけ?

と5秒くらい考える。
「戦場のメリークリスマス」だった。
曲の出だしから聞いたら、すぐ分かったと思う。

ハープの音色ってキレイだな〜としばし聴き入る。
音色とメロディが合ってる。

 

 

大道芸人白い衣装に、顔も白塗りの大道芸人さん。
あと少し登ると聖堂前、というこの地点には、いつも芸人さんがいる。
観光客に、ニコニコと話しかけ、ちょっかい出してくる。
じーっと立っていて、いきなり動いて驚かしたりとか。

 

大道芸人さんと写真通りかかった人にお願いして、大道芸人さんと一緒に写真に納めてもらう。
とてもご機嫌な笑顔で写っている私。
よっぽど楽しかったんだなぁ……と我ながら、しみじみ。

 

サクレクール寺院内部サクレクール寺院の内部。

中はかなり広い。
時間があれば、ぜひ中にも入ってみることをおすすめしたい。
写真は大天使ミカエル像。

 

サクレクール寺院聖堂の中をひと回りして出て来たら、入口前に人がこんなに増えていた!

なんなんだ、この人の波は!
びっくり。

 

サクレクール寺院前聖堂に入場するには、長い列に並ぶようになっていた様子。

ルーヴル美術館の入口も、今頃は更にすごいことになってるだろうと想像。

 

テルトル広場聖堂を出たら、そこからテルトル広場へ向かう。
途中で、観光用のトラン(ミニ列車)に遭遇する。
坂道が多いので、これに乗ってひと回りするのも楽しいかもしれない。

 

テルトル広場サクレクール寺院から、おみやげ屋さんなどを覗きながらぶらぶら歩いて行くと、到着するのが「テルトル広場」。
似顔絵描きの絵描きさんがいるところ。

夏には、広場の中心に設けられていたオープンカフェがなくなっていた。

*関連する記事:パリの見どころ「テルトル広場」
パリひとり旅日記「テルトル広場で似顔絵を」

 
テルトル広場絵描きさんの数も、夏に来た時より、少ない気がした。
寒いので、じっと座って描いてもらう人も少ないのかもしれない。
一日外で待機する絵描きさんも大変だなぁ……。

外を歩く人は、長めのコートかダウンに帽子・手袋などの防寒対策完璧な服装だった。
 

テルトル広場広場周辺を歩く人々。

私は、似顔絵を描いてもらうのが、けっこう好きで、何度かここで描いてもらったことがある。でもこの時は、やっぱり寒かったので、やめにした。

そろそろ、疲れてお腹が減ってきたし。
どこかでランチにしよう。

 

ランチおみやげ屋さんやカフェが並ぶ通りで、良さそうなお店を見つける。入ってみることに。
人が大勢出入りしている。

 
クロックマダムランチは、クロックマダムとリンゴジュース。

パンは2枚重なっているうえ、ハム・チーズもたっぷり挟んであるので、これだけでもけっこうお腹にたまる。カリカリに焼けたチーズがおいしい。

外は寒いけど、店内は超ポカポカなので、リンゴジュースのひんやり感がちょうどいい感じ。
 

コーヒー 食後のエスプレッソ。
何やら、オレンジ味のガムがついてきた。
昭和っぽいガム。

 
モンマルトルお腹は一杯、身体もぽかぽか。
元気を取り戻し、再び駅を目指して歩き出す。
 

モンマルトル 途中で、凝った装飾のレストランを見つけて、じっくり観察したり。

 

ショーウインドウクリスマス装飾の残るショーウインドゥを眺めたりとか。

灰色だと思っていたモンマルトルに、色彩が戻ってきたように感じた。

長くなってきたので、続きは次のページで。
パリひとり旅日記「12月31日のパリ:午後から夜」

 

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