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エッフェル塔 展望台に登ってみよう
パリ市内には眺望を楽しめるスポットがいくつかありますが、圧倒的に高い位置から街を見下ろせるのが、エッフェル塔の展望台です。
世界中からの観光客でいつも混雑していますが、混雑に混じってでも、展望台まで行く価値はあると思います。登って降りるだけでもけっこう時間がかかるので、スケジュール的には少なくとも半日程度はみておいた方がよいでしょう。
事前に、ネットでチケットを用意して行けば、時間の短縮が見込めます。
公式サイトトップページ http://www.tour-eiffel.fr
チケットオンライン予約のページ http://ticket.toureiffel.fr/index-css5-sete-pg1.html
公式サイト内は、一応日本語ページがあるのですが、チケット購入では英語かフランス語のみになります。そんなに難解ではないので、オンライン予約に慣れている人なら、完了できると思います。ネット上の決済に抵抗のない方は、チャレンジしてみるとよいでしょう。
(*当サイトでは、ネット予約のサポートなどは行っておりません。ご利用は自己責任でお願いしますm(_ _)m )
最寄り駅 メトロ6号線 Bir Hakeim または メトロ6、9号線 Trocadero
RER C線 Champ de Mars Tour Eiffel
休み 年中無休
入場料 2階まで:8.5ユーロ/3階まで:14.5ユーロ/ 階段で2階まで:5ユーロ
エッフェル塔に登ってみた!体験レポート
メトロ6号/9号のトロカデロ駅の出口を出たところからスタート!
周りには、カフェやお店が並んでいます。まずはシャイヨー宮に向かって歩き出します。
シャイヨー宮の広場には大勢の観光客がいて、エッフェル塔を背景に写真を撮っています。
エッフェル塔の小物などを扱ったお土産やさんもたくさんあります。
この橋を渡ると、いよいよエッフェル塔の真下に出ます。
エッフェル塔は、セーヌ川からかなり近い位置にあることが分かります。
見上げても見上げきれなくて、後ろに倒れそうになります。
1889年、フランス革命(バスティーユ牢獄襲撃)から100年を記念して、パリで万国博覧会が開かれました。エッフェル塔は、その時に作られました。
建設当時の高さは、312m。放送用アンテナが設置された現在は、324mとなっています。展望台は3カ所あって、それぞれ下から、約57m、115m、276mの高さに位置します。
ちなみに、よく比較される「東京タワー」は、完成が1958年。高さは333m。エッフェル塔よりも約9m高く作られました。
青空を背景にした透かし模様は、繊細で美しく、これが硬い素材で出来ているという事実を忘れてしまいそうです。
別名「鉄のレース」と呼ばれるのも頷けます。
私もこの列に混じり、45分ほどかかってようやくチケットを購入しました。
エッフェル塔を設計したのは、この方です。
ギュスターヴ・エッフェルさん。
建設は、万博に間に合わせるために、急ピッチで進められました。完成まで2年2ヶ月という驚異的なスピードだったにも関わらず、無事故で、一人の死者も出すことがなかったそうです。
金色の銅像は、今日もエッフェル塔の下で、チケットを買い求める人々の長い列を見つめています。
ギュスターヴ・エッフェルは、当時、最先端の知識と技術を持った建築家でした。パリからニューヨークに贈られた自由の女神像の設計にも重要な役割を果たしています。
真下の方向を見ると、飛行機に乗って離陸した後に窓から見える風景のようです。
エッフェル塔自身の影が、街に長く伸びています。
図を見ながら、自分の滞在先の方角を探したり、主な観光スポットを探したりしていくと、楽しくて時間を忘れてしまいます。
この写真の真ん中辺り、金色のドームのある建物は、アンヴァリッド(ナポレオン一世のお墓があるところ)です。
屋内の展望室から、さらにテラスにも出られます。信じられないことに、テラスは金網張りの吹きさらしです! とにかく寒いので、 夏でも何か羽織るものを持って行ってください。秋〜冬なら完全武装で!!
こうして高いところから見下ろすと、秩序だった街並みの美しさを改めて感じます。
建物は、高さはもちろん、色も形もお揃いで、お行儀よく整列しています。街路樹は、なめらかに通りを縁取ります。
シャン・ド・マルス公園(Parc du Champ de Mars)のシャン(Champ)とは野原、畑、場(英語のfield)で、マルス(Mars)とは、ローマ神話の軍神。陸軍士官学校の練兵場だったことから、この名が残っています。
パリにある他の多くの公園と同じように、おおよそ左右対象の造りをしていて、それが見た目に安定感を与えています。
敷地の長さは、1kmに及びます。
1937年のパリ万博の時に建設されたもので、現在は博物館になっています。この写真で向かって左側の建物に、海洋博物館と人類博物館があり、右側の建物に、建築・文化財博物館が入っています。
今回の訪問では、メトロ・トロカデロ駅の出口から出発し、シャイヨー宮を経てセーヌ川を渡ってここまで来たので、この景色はまさに、その出発地点の方角を見ていることになります。
(位置関係は一度、地図で見ると分かりやすいと思います。:グーグルMAPのエッフェル塔周辺地図)
展望室内には、360度の景色ををぐるりと囲むガラスの上に、国旗と距離の表示があります。国旗で示した国の都市が、どの方角に何キロの地点にあるかを示したものです。
東京まで9739km、横浜まで9760km、となっています。日本は国土の面積自体が小さいため、東京も横浜も方角的にはほとんど一緒ということらしく、国旗の表示は一つだけ。
国土の広大な中国やロシアなどは、2ヶ所(あるいは3カ所)の都市名と国旗が表示されていました。
世界中から集まった観光客は、それぞれ自分の国の旗を一生懸命 探し出して、感慨深げに遠くを眺め、盛り上がっています。 あぁ、この人たちの故郷は、あっちの方向なんだな〜と分かったり…。
私は、上りは地上から最上階までエレベーターを使い、下りは第二展望台から階段で降りることにしました。
リズムに乗るように降りて行くと、鉄の階段は、冷たく無機質な音を立てます。彼方に見えていたアンヴァリッドが、だんだん正面に見据えられる高さになってきました。
目の前を行き来するエレベーターをふと見上げると、人が座っている!!
何?!エレベーターの点検してるの?
と一瞬驚きましたが、すぐに、質感で人形と分かりました。
ちょっとだけ びっくり。 も〜。
現在では世界中からパリの象徴として認識されているエッフェル塔ですが、建設当時は、美しく誇り高きこの街に鉄の塔を造るなんて‥という批判も多かったそうです。
そんなことに思いを馳せながら、途中のカフェで一休み。
エッフェル塔は、単にパリの象徴的存在であるだけでなく、実際に登ってみると多くの発見と楽しさを与えてくれる場所でした。
特に私は、高いところに登るのが大好き。この日は、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。 皆さまにもおすすめです!!
レポ終わり。
*関連する記事:パリひとり旅日記「東京タワーとエッフェル塔」
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