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アパルトマンでひとり暮らし(少食気分)
アパルトマンを借りて、初めてパリ滞在した時のこと(つづき)。
パリ滞在を終えて、友人知人などから一番よく聞かれたことは、ひと月の間パリで何を食べて生きていたのか?ということである。私が普段、質素系和食派であることを知っている人などは、単に質問というより、大丈夫だったのか?と心配してくれたりもする。
自分でも意外だったのだが、滞在中「お米食べたい症候群」にはならなかった。実はけっこうご飯を食べる機会があったせいだと思う。中華系のお総菜屋さんや日本食材店、日本食のレストランなどがあちこちにあるので、パリでお米を食べることは、その気にさえなれば難しいことではない。
ただ、いつもご飯を求めていたかと言えば、そういう訳でもなく、ご飯を扱っているお店を見かければ「あぁご飯食べたいな」と思うのだけれど、目にしない限りは、どうしてもご飯を食べなければ!という心境には至らなかった。
朝は、基本的にパンを食べる。
起きてすぐ、近所のパン屋さんに焼きたてバゲットを買いに行く日もあれば、スーパーで買っておいた食パンを食べる日もあった。
昼は、外出先のどこかのカフェで、オムレツやサラダやキッシュ。こういうメニューにもたいていパン(バゲット)が自動的についてくる。このような食事は、たいていお腹がいっぱいになりすぎるので、時間が遅めになってしまった日などは、サンドイッチやクレープなどを食べていた。それくらいにしておかないと、夜になってもお腹が減らないのである。
私は、日本人女性の平均からするとかなりよく食べる方なのだが、パリにいると自分が少食になったような気分になれるところが、くだらないようだが、嬉しかった。
■近所で買ったバゲットとクロワッサン | ■ある日の昼食 ニース風サラダ |
そして、夕飯。
パリは夜景の美しいところでもあるので、夜の外出もたいへん魅力的なのだが、日没までには部屋に戻っていることを自分のルールにしていた。
自分ではすっかり慣れた気になっていても、悪いことを企んでいる人から見れば、外国人、女性、一人、と狙われやすい条件をいくつも備えているのである。旅の思い出を悲しいものにしないために、防犯には注意しすぎるくらいの注意が必要なのだ。
というわけで、夜は基本的に外食はせず、部屋に帰ってきて食べていた。
何か買って帰る日もあれば、簡単なものを作る日もあった。
朝、昼とパンを食べているので、夜は違うものがいいなーと思うと、次に候補にあがるのはパスタである。
よく買ったのは、ペンネ。生地が厚く、食べ応えがあるところが良い。その分茹でるのに時間がかかるが、ご飯を炊くことを思えば早いものである。
パンやパスタは現地の人たちがメインで食べているものなので、種類が豊富で価格も安い。日本にいれば、様々な形態のお米商品が安価で手に入るのと同じことである。
ペンネは500gパックで100円以下だった。日本の、うちの近所のスーパーで同じような商品を探すと、250gで300円弱くらいの価格である。パスタを毎日食べる日本人はあまりいないためだろう、500g入りパックのペンネというのは、輸入食材店やネットなら手に入るが、街中の小さなスーパーでは、商品自体なかなかお目にかからない。
自分で作る食事は、量も味も自分好みにできるという良い点がある。パリで昼も夜も外食していたら、3日分くらいのカロリーを1日で摂取してしまいそうである。
写真は、ある晩作った「ペンネのアボカドディップかけ」である。私はアボカドが大好きで、
向こうでもよく食べていた。素晴らしいアボカドを売っていて嬉しかった。
アボカドを、マヨネーズ、塩、胡椒、マスタード(←重要)で和え、茹でたペンネにかけただけの簡単メニューだ。日によって、カニカマを入れたり、ツナを入れたり。これに、ポテトサラダなどをプラスする日もあれば、このあとヨーグルトを食べておしまいの日もあった。
今こうして見ると、私の夕飯にしては少ないような気がするが、昼の外食時に食べ過ぎていることが多いので、自分で作る食事は、少々少なめくらいで丁度良かったのである。
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