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新しい橋という名の古い橋 Pont Neuf
パリを流れるセーヌ川には、右岸と左岸を結ぶ30の橋がある。
「ポン・デザ-ル(芸術橋)」は歩行者専用。
橋の真ん中のベンチで昼寝をしている人や、セーヌ川沿いの風景をスケッチする人などがいる。
豪華な装飾で知られるのは「アレクサンドル3世橋」。
アポリネールに謡われた「ミラボー橋」。
「シャンジュ橋(両替橋)」には その昔、両替商がたくさんいたそうだ。
日本でも比較的よく知られているのは、映画の舞台にもなった「ポン・ヌフ」だろうか。
フランス語で「PONT」は「橋」、「NEUF」は「新しい」を意味する。つまり「新しい橋」と名付けられているこの橋は、1607年に完成した、パリで最も古い橋だ。
1607年と聞いても、いまひとつピンとこないので、日本では何があった頃か考えてみる。
17世紀始めの大きな出来事といえば、関ヶ原の戦い(1600年)だろう。
「家康の頃に造られた橋だよ。」と言われれば、「そうか、それは古いな。」と実感できる気がする。
ポン・ヌフは400年の間、一度も壊れたり架け替えられたりすることなく、両岸をつないでいるという。
東京にも「新橋」という地名がある。
JR京浜東北線の新橋駅にある某コーヒーショップの支店名は「ポンヌフ店」である。
行き交うサラリーマン達に混じってこのお店の前を通るとき、私の脳裏には、セーヌに架かる石造りの橋が浮かんでいる。
セーヌ河に架かる橋
橋の上からセーヌを見下ろす。 ポンヌフのたもとから船に乗れる。 (*参考ページ→ セーヌ川クルージング) |
風景に溶け込む「ポンヌフ」。 |
ポンヌフのそばにあるのは、アンリ4世の騎馬像。 フランスで人気の高い王様が目印。 |
メトロ7号線の「Pont-neuf/ポンヌフ」駅の構内。 壁や天井にコインのモチーフが見られるのは、近くに造幣局があるから。 |
アレクサンドル3世橋。 装飾が最も豪華と言われる。クルージングの船から撮影。船に乗ると、橋の側面を見られるのでおすすめ。 |
シャンジュ橋(両替橋)。 橋に大勢の両替商が居たことからこの名がついたという。 |
ポン・デザール(芸術橋) 歩行者専用の橋で、橋の真ん中にベンチも設けられている。大道芸人や、スケッチする画家などもいる橋。 |
ノートルダム大聖堂の塔に登って見下ろしたセーヌ河。 たくさんの橋がかかっているのが分かる。 |
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