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戦争の間のレリーフ
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順路の通りに進んでいくと、鏡の回廊の手前にあるのが「戦争の間」である。
そして鏡の回廊を挟んで向こう側には「平和の間」がある。
「戦争の間」「鏡の回廊」「平和の間」は一体をなし、ルイ14世の偉業を称える装飾で埋め尽くされている。
写真は、「戦争の間」の壁である。
暖炉の上の部分は、楕円形をした化粧漆喰のレリーフで飾られている。
これは、オランダ戦争のライン河越えの時のルイ14世の姿を、ローマ皇帝の姿で描いたものだ。
このレリーフ、「ベルばら」ファンの方の中には、見覚えがある方もいらっしゃるだろう。
漫画「ベルサイユのばら」の終盤、それまで肖像画など決して描かせなかったオスカルが、まるで死期を感じ取ったかのように、自らの肖像画を画家に依頼するシーンがある。
画家が描いたのは、幼い頃のオスカルだった。
遠い昔、オーストリアから嫁いできたばかりのマリーアントワネットの護衛についていた頃のオスカル。
画家のセリフ「サファイヤの瞳をした、まばゆいばかりに美しかったあの日の少年近衛兵は、今ここにいらっしゃるオスカル様、あなただったのですね!」
……という展開。
ベルばらのストーリーの中で、出来上がったその肖像画のオスカルのポーズが、このレリーフとほぼ同じなのである。手元に漫画を持っていらっしゃる方は、見比べて見ていただきたい。文庫本バージョンなら、4巻の終わりから4分の1くらいのところである。
右手の位置が違うし(オスカルは剣を振り上げている)、甲冑のデザインもオスカルの方が格段に豪華だし、レリーフにあるような背景は漫画にはないのだけれど、見れば「あ!オスカル様だ!」と思うくらいには似た構図をしている。
ただ顔がね……大きく違うけど。まーあれは漫画だもんね……。
っていうか、これ、ルイ14世だから。
すっかりオスカルを見ているような気分になってしまったが、これはオスカルではない。
そんなことを考えながら、混雑の中、しばらく立ち止まってこのレリーフを見上げていたら、通りかかった日本人観光客が、「あ!これこれー!オスカルの肖像画!」と言っていた。
だからー、オスカルじゃないってばー。
「戦争の間」、ベルばらファンには見逃せないスポットのひとつである。
少し斜めの方向から見ると、レリーフの立体感が良く分かる。
今にも、壁から飛び出してきそうである。
オスカル様……ではなくて、ルイ14世。
レリーフの下の暖炉は、浅浮き彫りで塞がれている。
国王の歴史を記述する女神クリオ
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