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ミラベルのタルト

フランス語の語学教材を見ていて、時々遭遇するものに「ミラベルのタルト」がある。

私は初めてその名を聞いた時、「とらやの羊かん」や「文明堂のカステラ」のような、お菓子の会社名とその社を代表する食品名だろう、と思った。

しかし、ミラベルのタルトが出てくる会話文を NHKのラジオ講座のテキストで見かけたとき、「ミラベル」が特定の社名でないことを確信した。

社名でないとすれば、女性の名前だろうか?
「何々おばさんのおいしいクッキー」のようなネーミングで、「ミラベルちゃんのタルト」なのではないか?

しかしこれも「どうも正解ではなさそうだな……」という感触を拭えずにいた。

「ミラベルのタルト」は、いつも歓迎されるべきものとして登場する。会話の登場人物たちは、ミラベルのタルトが出てくると、たいてい大喜びしている。

ミラベルって何だろう?
何かきっとステキなものに違いない。「ミラクル」と語感が似ているせいかもしれない。
調べてみると果物の名前であることが分かった。プルーンやアプリコットなどと近いらしい。

ミラベルが何かという疑問は解けた。

次なる疑問は、私が食べてもテキストの登場人物たちのように美味しいと感じるかどうかだ。
私は、心の中の食べたいものリストに「ミラベルのタルト」を追加した。

タルトは、フランスでは非常にポピュラーなお菓子である。
最近は日本でも専門のお店を見かけるが、フランス人と比べると食べる頻度は低いと思う。デパ地下やレストランなどに行く際には常に注意してしたのだが、日本では「ミラベルのタルト」に出会えずにいた。

 

ミラベルのタルトパリ滞在中のある日。

夕食をとったカフェで、デザートメニューの中に「ミラベルのタルト」をついに発見した。

「あっ!見つけた!」と思ったら、テンションは急上昇。
メインの食事よりも、とにかく「ミラベルのタルト」を食べてみたい!

パリで食べる多くのスイーツがそうであるように、出てきたタルトは超ビッグサイズ。そのうえ大量のクリームが添えられていた。

断面を見ると、ゴロゴロと何か果物らしきものが入っているのが分かる。
これがミラベル? 一粒の大きさは、巨峰くらいありそうだ。

さっそく味わってみる。

チェリーのような、ベリー類のような、あるいは琵琶のような、あまずっぱい系の果物で、甘いタルト生地やクリームととても良く合っていた。果肉のしっかりとした食感があって、フルーツがたくさん入っていることを実感できるタルトだった。

冷静に考えると、おなかいっぱい食事をしたあとで、このサイズのタルトをデザートに食べるなんて、日本にいたらまずあり得ない。明らかに食べ過ぎである。だいたい注文しようにもこんな大きいサイズでは出て来ない。

仮にメニューにあったとしても、食後に注文したら、同席している人から「え、まだそんなの食べる気ですか?」と言われること必須である。
まー何と言われようが、食べたかったら食べますが。


お腹に苦しさを感じながら、そんなことを考えつつ、長年気になっていたミラベルのタルトを味わった。

お腹は大満足、心も大・大満足。


私は、これでようやく「デザートはミラベルのタルトですよ!」と言われて喜ぶ教材の登場人物たちの気持ちが理解できるようになった。


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