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パリの美術館と観光ガイド メルシーパリ.ネット

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〜西洋美術史ファンタジー  ルーヴル ラビリンス 2
「ギリシア・ローマ神話」と「フランス史」と「ルーヴル美術館」を
融合した オリジナルストーリー
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スタートは「シュリー翼」から



ルーヴルトップこんにちは、内田ユミです。普段の私は、西洋美術史の楽しみ方をお伝えする活動をしています。

無料メルマガ「月の泉のディアナ」は、ギリシア・ローマ神話に登場する「狩りの女神(月の女神)・ディアナ」と、フランス宮廷史上、最も美しい女性として名を残す「ディアヌ・ド・ポワティエ」にまつわる逸話を中心にした、創作ファンタジーです。

ルーヴル美術館のおすすめ鑑賞スポットを盛り込みながら、展開していきます。


配信は、週に1回(毎週土曜日の夜)、約30週にわたる予定です(わたしの活動を広く知っていただくための、無料メルマガ配信です / オンライン講座「絵画巡礼」の会員様にも配信されます)。


ルーヴル美術館は、その複雑な造りから、しばしば「迷宮」に例えられます。すみずみに至るまで ルーヴルを知り尽くした魔女が、時空を超えて、あなたをルネサンス時代へと誘います。

シリーズ一作目「プシュケとアモル」につづき、主人公は、お気楽うさぎの「masausa」(読み:マサウサ)です。

展示室の柱(女人像柱)に閉じ込められた妖精のような存在は、実は、あなたの周りにも居るようです。masausaと一緒に、450年前の森へヒミツを解き明かしに行きましょう!!


「月の泉のディアナ」
執筆:内田ユミ(ルーヴルの魔女)






第一章の一部を公開


ルーヴル・ラビリンス [vol.2] 〜月の泉のディアナ〜

第1章 涙の水たまり

その展示室の床には、くすんだピンク色と、わずかに青味がかった白い四角いタイルが、交互に敷き詰められていました。masausaは、ルーヴル美術館の中をぐるぐる回り続けて、疲れ切っていました。

パリ旅行に一緒に来た友だちとは、無事に再開できましたが、安心したのも束の間、masausaは再び、ふたりとはぐれてしまいました。がっくりと肩を落として、ピンク、白、ピンク、白・・と順番に並ぶタイルを見つめながら、masausaは、とぼとぼと歩いていました。


展示室には、白い石でできた彫刻作品が並んでいます。矢筒を肩にかけてさっそうと歩く女神様、ふかふかのマットに寝そべる美しい若者、動物の身体をもった男の人の像などが、masausaを励ますように微笑みかけてきました。


けれども、masausaの目には、規則正しく並べられた床のタイル以外、何も見えていませんでした。


突然、床のピンクと白の連なりが途切れたので、masausaは足を止めました。そこは、展示室の出入り口のすぐ手間でした。masausaは、足元に小さな水たまりのようなものが、いくつかあるのに気が付きました。

「こんなところに、水がこぼれてますわ」

masausaが、不思議そうに水たまりを見つめていると、一滴、また一滴と、頭の上の数ヶ所から水滴が落ちてきます。

それまで床のタイルばかり見つめて歩いていたmasausaは、ようやく顔を上げて周囲を見回し、水が落ちてくる上の方にも視線を向けてみました。

masausaが立っているその展示室の出入り口の近くには、女の人の形をした大きな柱が4本、間隔をあけて並んでいます。よく見ると、それぞれの女の人の両目から水滴が落ちてきていました。

足元にあるいくつかの水たまりは、柱の形をした女の人たちの涙だったのです。

驚いたmasausaは、思わず柱のひとつに尋ねました。
「あのー。どうして泣いているのですか?」

「森に帰りたいのです」
masausaの一番近くに立っている柱が答えました。

「もり? もりって、木がたくさん生えてる森のことですか?」
masausaは、聞き返しました。

「だって、あなたたちは、石でできた柱でしょう?」

「いいえ、わたしたちは、森に住む木の妖精です。450年以上前にこの柱に閉じ込められたまま、ここから出られなくなってしまったのです」

masausaと柱の中の妖精が話をしている間も、途切れることなく、展示室の出入り口を観光客が通り過ぎていきます。どうやら、masausa以外の人間には、妖精の声は聞き取れず、涙の水たまりも見えて... ... ...



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シリーズ前作「プシュケとアモル」同様に、漫画家masausaさんが、同時進行でまんがを制作しています。ひとつだけ、第一章の中の4コマを公開!

わたし(内田ユミ)作による文章とは、ひと味もふた味も違ったテイストで、ギリシア神話や美術について、親しんでいただけます! 同時に見たら、楽しさは倍増以上です。

☆まんがは「マルグリット」で連載中!
「マルグリット」は、漫画家masausaさんが運営する、アート好きな方々のためのサロン(WEBコミュニティ)です。本作「月の泉のディアナ」のまんがはもちろん、根性の卓球部(スポーツまんが)イラスト制作テクニックや、神さま紹介などなど、感性を刺激されるステキなコンテンツが盛りだくさん。


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「月の泉のディアナ」作者 より

プロフ「月の泉のディアナ」制作にあたって・・

わたしは子どものころから、きれいな絵本や、カレンダーに印刷された絵画など、「絵」に強く惹かれる傾向を持っていました。


大人になって初めてフランスに行き、ルーヴル美術館を訪れた日の、異常ともいうべき興奮は、今も鮮明に蘇ります。その後、何度訪れても、ルーヴルの魅力は、まるで枯れることのない泉のように、いつでも新鮮な波となって押し寄せて来ます。


本作「月の泉のディアナ」は、「閉じ込められた魂の救出」という、現代における神話的ストーリーです。「ギリシア・ローマ神話」「フランス史」「ルーヴル美術館」を融合した世界のなか、過去と現在が交差します。


もし、あなたが、今 何かに縛られているように感じることがあるとしたら、柱の中で泣いている木の妖精たちが脱出するとき、あなたの心も解き放たれるかもしれません。


土曜の夜のひとときを、お楽しみいただければ嬉しく思います。


著者:内田ユミ



ルーヴル美術館内
(ルーヴル美術館内:本作関連スポット)Photo yumi uchida






<プロフィール>

プロフ写真内田 ユミ(西洋美術史家 )
西洋美術史の教育・普及を目的とした講座の主宰
執筆、インターネットによる情報発信
パリ旅行のテクニックをまとめた海外旅行情報サイト「メルシーパリ.ネット」制作・運営


埼玉県出身
獨協大学外国語学部フランス語学科卒 フランス近代美術史専攻
某大手ジュエリーメーカーに15年間勤務後独立

初心者でも絵画鑑賞を楽しめるようになるための1dayセミナーの開催や、体系的に西洋美術史の基礎を網羅する講座『西洋美術史パーフェクトプログラム』や、インターネット経由で誰でも気軽に楽しめるオンラインの西洋美術史講座『絵画巡礼』を企画・運営する。

パリ好きが高じて、個人的なまとめサイトとして作ったWEBサイト「パリの美術館と観光ガイド〜メルシーパリ.ネット」は、開設9年目。企画から取材、撮影、執筆、web構築、メルマガ発行まで、ひとりで運営。個人サイトながら、パリ好き&美術好きの心をつかむ独自視点での情報提供により、はば広いファンが繰り返し訪れるサイトに成長。

長年の、「美術系・パリ旅行サイト」の運営経験を、西洋美術史講座の企画に生かし、美術に興味を持ったばかりの人が、疑問に思うポイントを押さえ、興味深く、分かりやすい切り口で、西洋美術史や絵画鑑賞について語るのが特徴。
アメブロ『西洋美術史の楽しみ方_ルーヴルの魔女からの伝言』



観光地としての「ルーヴル美術館」と、現代風にアレンジした「ギリシア・ローマ神話」の融合によって、「西洋美術史やギリシア神話を、より身近なものにしよう! 」というコンセプトで、漫画家 masausa女史 とともに「ルーヴル・ラビリンス」を制作。 本作(月の泉のディアナ)はシリーズ2作目となる。



「美術ってよく分からない」と思っている人には、その魅力を知ってもらい、すでに「美術に興味がある」という人には、もっと好きになってもらいたいという思いが、全ての活動の原点。


★ 内田ユミの 各種セミナーに ご参加の方の感想(約 3年分)⇒ 受講した皆さまの感想
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シリーズ1作目 「プシュケとアモル」も 絶賛販売中!


ルーヴル美術館の思い出「プシュケとアモル」〜絵画の向こう側〜

Amazon Kindle本 美術館・博物館部門 第1位 継続中
海外旅行部門 第1位 獲得

著者 masausa(漫画) 内田ユミ(原作)

ルーヴル美術館の思い出: 絵画の向こう側 プシュケとアモル

 
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ルーヴル美術館にかかった1枚の絵画作品から、主人公masausaが古代ギリシア世界へ迷い込みます。ギリシア・ローマ神話の世界を、内田ユミ(原作)とmasausa(まんが)が、現代版にアレンジした西洋美術史ファンタジーです。


ーAmazon 紹介文よりー
ルーヴル美術館にやってきた主人公のmasausaは、モナリザの前で友だちとはぐれてしまいます。
広い美術館の中をあてどなく歩いていたmasausaは、突然現れた白い蝶に誘われ、一枚の絵画の中に吸い込まれてしまいました。 やってきたのは古代ギリシア。果たして無事現代のルーヴル美術館に帰れるのでしょうか?

ルーブル美術館の絵画の中に入って、その向こう側の世界を旅することができたなら……。

そこに描かれている時代・場所に行き、神話の神様と関わりながら、絵画のテーマを探る冒険物語です。シリーズ1作目である本作は、人気の高い絵画「プシュケとアモル」がテーマです。

ルーヴル美術館に造詣が深い著者によるストーリーと、日本画と中世フランス装飾美術が融合した美しいイラストでつづられた、オリジナル作品です。

フランス、パリが好き・ルーヴル美術館が好き・フランス旅行に行こうと思っている、行きたい、行ったことがある・ギリシア・ローマ神話に興味がある・西洋美術が好き…そんなあなたに贈ります。



Amazon:ルーヴル美術館の思い出: 絵画の向こう側 プシュケとアモル


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