パリの観光で、年代・性別問わず、ぜひおすすめしたいのが「セーヌ川クルージング」です。
「船に乗る」ことで、歩き回る見学が多くなりがちなパリの観光に、大きく変化をつけられます。
座ったままで一気に見どころを制覇できるのも魅力です。
パリの中心を横切るセーヌ川の両岸には、パリの見どころが集中しています。ノートルダム大聖堂や、エッフェル塔など、地上とは違った角度で眺めると、印象も新たになります。
セーヌ川に架かるたくさんの橋も見もの。アレクサンドル3世橋や、ポンヌフ、芸術橋など有名な橋もたくさんあります。橋の側面を間近で見ることが出来るのは、船に乗っているときだけです。
気候が良ければ、オープンデッキで緩やかな風を受けましょう。最高に贅沢な時間を過ごせます。
クルージングには、食事つきのもの、食事のつかない短時間のもの、遊覧船ではなく交通手段の一つである水上バス、などいくつか種類があります。
食事つきに関して、経験者に話を聞くと「食べるのと見るのと、どっち付かずになってしまう」、「食事は美味しいけど、ものすごく美味しいというほどでもない」などの意見があります(美味しいかどうかは、各社で違いがあるかと思いますが…)。それでも一度は、ディナークルーズを経験してみたいと、私は思っています。
私が乗ったことがあるのは、ポンヌフからスタートして1時間で周遊するもの(ヴデット・デュ・ポンヌフ/Vedettes du Pont Neuf)。所要時間1時間というのは短い方ですが、それでも充分過ぎるほど楽しめて、深く印象に残っています。
セーヌ川クルーズ・各社情報まとめ
一般的に有名なものを中心にピックアップしました。
個人で行く人は、サイト内の情報を確認してください。
バトー・ムッシュ/Bateaux Mouches
https://www.bateaux-mouches.fr/
セーヌ川クルーズと言ったら、バトー・ムッシュが一番有名かも。ディナークルーズ、ランチクルーズあり。船は2階建て。2階はオープンエアになっていて、見晴らしは特に良好。乗り場はアルマ橋のたもとから。
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バトー・パリジャン/Bateaux Parisiens
https://www.bateauxparisiens.com/
バトー・ムッシュと同じコースを運行。船は1階建てでガラス張り。こちらも、ディナークルーズ、ランチクルーズあり。乗り場はイエナ橋のたもとから。
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ヴデット・デュ・ポンヌフ/Vedettes du Pont Neuf
https://www.vedettesdupontneuf.com/
船は小さめ。他の大型船に比べると、より水面近くを走る。クルージング好きの方には楽しいと思うのだが、景色を見るには位置が低いとの意見もあり。発着はポンヌフのたもとから。1時間でさくっと戻って来られるので、気軽に乗れる。
ネットで割引券を印刷して持って行くと、2ユーロ引いてもらえる。さらに予約すると5ユーロ引き。
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バトービュス/Batobus
https://www.batobus.com/en
セーヌ川を走る連絡船。遊覧船ではないが、セーヌ河岸の主要な見どころを押さえているので、観光にも便利。8つの発着所があり、1日パスがあれば何度でも乗り降り自由。2日パス、5日パス、1年パスもあり。 夏期は20分間隔で21:30まで運行、冬期は25分間隔で17:00まで運行。
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船を写真で見てみよう
船を見かけると、なぜか撮影したくなる私…。
セーヌ沿いを歩いていて、船に遭遇したら、橋の上から手を振ってみてください。
ほぼ例外なく、みんな楽しそうに手を振りかえしてくれますよ!
ツアーの利用について
クルージングだけのもだけでなく、食事とセットになったものや、ナイトショーとセットになっとものなど多彩なプランがあります。ディナークルーズを利用する場合は、帰りが遅くなるので、ホテルまでの帰り方を考えておく必要があります。安全に帰れる地区に宿泊しているなら問題ないのですが、そうでない場合は、終了後に送ってくれるツアーを利用する方が安心です。
ディナークルーズのツアーはたくさんあるので、検討してみてください。
セーヌ川ディナークルーズ|フランス 観光・オプショナルツアー予約専門サイトAlan1.net
セーヌ川ランチクルーズ|フランス 観光・オプショナルツアー予約専門サイトAlan1.net
セーヌ川 遊覧クルーズ|フランス 観光・オプショナルツアー予約専門サイトAlan1.net
「Alan1.net」は海外オプショナルツアーを予約できる現地ツアー専門サイト。ナイトツアー、ディナー、ランチとセットになったもの、遊覧と市内観光がセットになったものなど複数のパターンがあります。
食事を自分で手配しなければならない自由行動の日にディナークルーズを申し込む、あるいは、午後から移動なので午前の遊覧に申し込む、など日程に応じて選びましょう。
ヴデット・デュ・ポンヌフに乗ってみた
「ヴデット・デュ・ポンヌフ」に乗船したときの写真をご紹介します。
食事無し・1時間ほどで戻って来ます。
料金も安めですし、気軽に乗れるので、 おすすめです。
出航は、ポンヌフのたもとから。
観光の途中で行きやすいところにあります。
8月下旬、19:00出発のクルーズでした。
まだまだ日は高いけれど、光にはかすかに夕方の気配が混じっています。
岸沿いに停泊している船は住まいです。
セーヌ河川上で生活する人々がいるのです。観光客向けの宿泊プランも見たことあります。
「パリ・プラージュ」は、セーヌの岸に作られた人工の砂浜。 パリの人々が夏を楽しむ場所です。
船から見た「オルセー美術館」です。
大きい建物なので、道路沿いに立ってしまうと、全景が見えにくいですが、船から見るとよく分かります。
船から見た「ノートルダム大聖堂」です。正面の姿とは違った印象です。
ノートルダム大聖堂の場合、建物を側面から支える梁(飛梁)が特徴で、この技術のおかげでゴシック様式が発展したと言われています。船から見ると、梁の様子がよく分かります。
芸術橋(ポンデザール)。
この橋は歩行者専用の橋です。
アレクサンドル3世橋。
最も豪華な橋として有名です。
アレクサンドル3世橋のアップ。
橋の側面の装飾がよく見えるのも、船に乗ったときだけです。
船から見たエッフェル塔。
この位置から見上げるエッフェル塔もステキでした。
真夏でしたが、夕方の風に1時間も吹かれていると 寒くなりました。オープンデッキの場合は、夏でも羽織れるものが必要です。
ディナークルーズの人は、キレイな服装で行きましょう。
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