親子で楽しむ西洋絵画の見かた教室:モナリザのひみつ

5月12日の 朝日新聞(東京)朝刊で 本イベントをご紹介いただきました

このイベント(セミナー)は終了しました

フランス・パリ「ルーブル美術館」展示室からの眺め

絵のことを知りたい みなさんへ 〜ルーブルの魔女からのお手紙〜

みなさん、はじめまして。

わたくしは、 絵画の魔女。ルーブル美術館の ある展示室の裏がわに住んでいます。

今日もルーブルは、世界中から来た観光客で大混雑!

なかでも一番人気がある作品は、「モナリザ」です。

おおぜいの人がおしかけるので、柵を作り、作品を守っています。

けれども、残念なことに……

「モナリザ」の前まで たどりついても、

ほとんどの人々は、作品をよく見ていません。

みんな、写真だけ撮ったら すぐに帰ってしまうのです。

せっかくパリまで来て、本物の作品を前にしているのに!!

大人たちの中には、

「有名な絵画作品を見ても、何が良いのかさっぱり分からない」

という人がいます。

じつは、西洋の絵画には、見かたに コツがあります。

それを知っていると、絵の特徴や、良さも分かります。

けれども、そのコツは、学校でも あまり教わらないようです。

ですから、大人になって有名な作品を見ても

魅力が感じられないこともあるのです。

そこで、小学生のみなさんに、絵の見かたを伝えることにしました。

世界一の有名作品 「モナリザ」を例にして、絵のひみつをお話しします。

楽しみに聞きに来てください。

〜ルーヴルの魔女 yumingより〜

このイベントについて 〜保護者の皆さまへ〜

はじめまして、講師の 内田ユミです。

普段は、都内会場でのセミナーや、ネット配信のWEB講座を通して、西洋美術史の魅力や、絵画の見方を伝える活動をしています。

これまでに大勢の方に、講座を受講していただきました(大人向けの講座です)。

その活動を通して、ずっと気にかかっていたことがありました。

私の過去のブログ記事や、セミナー開催のお知らせを遡れば、これに類する文章を多数見つけていただけるはずです。

実際に講座を受講した方々から、「こんな講座に、もっと若いときに出会っておきたかった」という感想を度々いただくことも、上記の記述につながっています。

こういう文章を書くたびに、自分へのツッコミのように、思っていたことがあります。

「だったら今、私が子どもたちに教えればいいのでは?」

西洋美術史には、絵画の知識そのものだけではなく、歴史や思想の流れ、宗教や社会の仕組みとの関連、対象のとらえ方など、多くの要素が含まれます。

そのような多面的な知識の習得が、自分と他者との違い、あるいは共通点を見い出すことにつながり、自分自身の在り方に気づくきっかけにもなります。

「絵画の見方」という表面的な知識だけでなく、 これから成長していく子どもたちに、多くのインスピレーションを受け取ってもらえるような機会にしたいと思っています。

今回テーマにするのは、「モナリザ」です。

西洋美術史上、頂点に君臨する絵画でありながら、「良さが分かりにくい」という声を、実際によく耳にします。

子どもたちはもちろん、保護者の皆さまにも楽しんでいただける講座です。

講師:内田ユミ

西洋絵画の見かた教室「モナリザのひみつ」募集要項

内容西洋美術史の子ども向け講座
会場東京都渋谷区 渋谷駅直結 渋谷ヒカリエ  11階 Hikarieカンファレンス
日程2018年5月20日(日)★事前に申し込み登録が必要です
時間開場:13:40 〜
開始:14:00 〜 
終了:14:50 頃
受講料無料
対象年齢およそ10才〜12才くらい
  • 対象年齢は目安であり、多少前後しても差し支えありません。ただし、イベント内容の性質上、就学前のお子さまのご来場はご遠慮いただいております。何卒ご了承のほどお願いいたします。
  • お子さまだけでのお申込みはできません。必ず保護者様同伴のうえご来場ください。なお、「親子で楽しむ〜」というイベントタイトルですが、ご引率の方がいらっしゃれば、必ずしも親子参加でなくてもかまいません。
  • 本イベントは「入場無料」ですが、事前のご予約が必要です(会場に入れる人数の制限あり)。予約のお手続きのメールを受信した方のみがご入場いただけます。

◎お問合せ先
ご不明点・ご相談などは、下記 メールアドレスか、お問合せフォーム にてお問合せください。
(メルシーサポート:mail☆merci-art.net  /☆⇒@)

《セミナー会場と 講義スタイルについて》

東京の中心、オシャレなお店やカフェが多数入った 複合商業施設「渋谷ヒカリエ」が会場です。JR他、渋谷駅から直結の分かりやすいところにあります。講座は、ヒカリエの最上階にある 「ヒカリエ・カンファレンス」(セミナールーム)で行います。

お子さまたちには、カーペット(絨毯)の床面に座って、講義を聴いていただきます(体育座りです)。お掃除の行き届いた清潔感のあるお部屋ですが、外履きで出入りする床に座ることに抵抗感を感じるお子さまには、各ご家庭で簡易的な敷物などをご用意ください。また、服装にご注意ください。

保護者の皆さまには、セミナールームの後部に椅子をご用意します。その椅子に腰掛けるか、または、子どもたちの後方の空いているスペースに、同じく体育座りするか、お好きな方でご聴講ください。

お部屋番号は、お申込みの方にお知らせいたします。
渋谷ヒカリエ カンファレンスのアクセス

床の絨毯はこんな感じ

お申込み前に お読みください

お申込み後の流れ
  • ご登録フォームからお申込みいただくと、折り返しご予約完了のメールが配信されます。
  • 数分経っても予約完了のメールが届かない場合は、メールアドレスの入力間違いなどが考えられます。
  • 受信指定をなさっている方は、『mail★merci-art.net』(★は@へ変える)のメールが 受信出来る状態に設定してからご登録ください。
  • 携帯キャリア宛のメールで、エラーになるケースが多発しています。できるだけ、PCで受信可能なアドレスをご指定ください。
  • 予約完了のメールが送られて来ない場合、ご予約は完了していません。迷惑メールフォルダをご確認のうえ、サポートまでお問い合わせください。
禁止事項
  • セミナー会場内での 「撮影/録音」 と「ご飲食」 はご遠慮ください。
  • 提供したセミナー、配布物等の著作権は、Office Merciに帰属しています。当該商品の全部または一部を、事前に許諾を得ることなく、複製、 インターネットによる送信、展示、および二次的著作物の利用等を含むいかなる 形態でも利用することを、禁止いたします。
キャンセルについて

入場無料ではありますが、イベントの性質と会場の関係上、人数制限を設けております。お申込み登録完了後に、ご欠席なさる場合には、事前にご一報いただけますと助かります。ご協力のほどお願いいたします。

そのほかのご連絡

当日は、記録のための撮影が入ります。受講者様のお顔を写すことはありません。

その他、事前に セミナー・講座・コンサルティング 利用規約 をお読みいただき、ご理解・ご了承の上お申込みください。
◆ お問合せ先アドレス(メルシーサポート)support☆merci-art.net (☆⇒@)
※ エラーになる方は : merci_paris_net☆yahoo.co.jp

モナリザのヒミツ :このセミナーは終了しました

講師からのメッセージ

海外の美術館をまわっていると、左写真のようなグループによく遭遇します。

巨匠達が残した作品を食い入るように見つめながら、先生の言葉に耳にかたむける子どもたち。指名された子は、絵の前に立つと、懸命に自分の考えを話し出します。

こんな光景を目にするたびに、私も、子どもたちに、絵を観る楽しさや、そこから派生するたくさんの事象について伝えたいと思って来ました。

絵画鑑賞は、日本ではしばしば「感性」で楽しむものと思われがちです。もちろん、そのような面もたしかにあります。

しかし、西洋の絵画には、社会の中で担った役割があり、それぞれ時代に寄って異なるメッセージを持っています。まずは、そのような世界があると知り、少しづつ探求を続けていくなかで、結果的に感性も磨かれていきます。

難しく聞こえるかもしれませんが、現代の私たちにとっても、身近なものと結びついていることが多いので、大人であっても子どもであっても、興味を持っていただけるジャンルです。

「西洋美術史」を出発点にして、さまざまな範囲に興味を広げる子どもが増えていくよう願って、この講座をお届けします。

講師:内田 ユミ

講師プロフィール

内田 ユミ(Office Merci 代表 /西洋美術史 講師 )

西洋美術史の教育・普及を目的とした講座の主宰、執筆、インターネットによる情報発信。パリ旅行のテクニックをまとめた海外旅行情報サイト「メルシーパリ.ネット」を制作・運営。

埼玉県出身
獨協大学外国語学部フランス語学科卒 フランス近代美術史専攻
某大手メーカー勤務後独立 

初心者でも絵画鑑賞を楽しめるようになるための1dayセミナーの開催や、インターネット上からの配信によるオンライン講座、体系的に西洋美術史の基礎を網羅する講座『西洋美術史パーフェクトプログラム』「完全プライベートレッスン」など を企画・運営する。

パリ好きが高じて、個人的なまとめサイトとして作ったWEBサイト「パリの美術館と観光ガイド〜メルシーパリ.ネット」は、開設10年目。企画から取材、撮影、執筆、web構築、メルマガ発行などの運営により、個人サイトながら、パリ好き&美術好きの心をつかむ独自視点での情報提供により、はば広いファンが繰り返し訪れるサイトに成長。

長年の、「美術系・パリ旅行サイト」の運営経験を、西洋美術史講座の企画に生かし、美術に興味を持ったばかりの人が、疑問に思うポイントを押さえ、興味深く、分かりやすい切り口で、西洋美術史や絵画鑑賞について語るのが特徴。複雑なものごとを分解し、分かりやすい形に再構築して人に伝えることが得意。

「美術ってよく分からない」と思っている人には、その魅力を知ってもらい、すでに「美術に興味がある」という人には、もっと好きになってもらいたいという思いが、全ての活動の原点。